こんにちは。春めいて来ましたね、花粉症に悩まされている、たら子です。
「メディアリテラシー」という単語が出て来た！オォ〜ちょうど喋りたいことがあったんだ〜。
私は今、大学の寮に留学生の人と一緒に住んでいます。（いいあだ名が思いつかなかった…）昨日は向かいの部屋の人たちも一緒に近くの駅前スーパーまで買い物へ。「本屋さんの横にある餃子屋さんおいしそうだよね〜、かって帰ろう！」とかいいながらワクワク歩いてたわけです。今私が住んでいるところは市議会選挙の選挙運動期間まっただ中。選挙カーもたくさん、のぼりもたくさん。ということは街頭演説も。ちょうど駅前で街頭演説が行われていました。どんなこと言ってるんだろ〜。今まで住んでた所と違うのかな？と気になりつつ近づくと
「留学生なんかにねお金使ってないで、日本人に奨学金あげなさいよ」
とかいって見たり、暗に国に帰れと言ってみたり。とにかくひどかった。ルームメイトに申し訳なかったし聞かせたくなかった。ただたら子はこの件にあまり詳しくなかったので、ちょっと意味が分からないところも多かったのね。だから帰ってからググってみました。そしたらこんな記事が。盗んだバイクで走り出したくなる留学生奨学金制度 | オピニオンの「ビューポイント」
日本には、外国人ヘイトに生活保護受給者ヘイトまでよりどりみどりですがまさか留学生にまでヘイトしていたなんて…つまりこの記事の人と私が聞いた街頭演説は『留学生のせいで日本人学生が貸与奨学金しか利用することができない。そんな奴らは居なくなれ。』といいたいわけですね。では、奨学金制度について見てみよう。まずですね、大前提に奨学金を受けるほとんどの学生が利用する「日本学生支援機構」の貸与奨学金と給付型奨学金。いまのところ日本人しか使用出来ないもの。
そしてこんなことを言ってる人も居るみたい。
例えば今、我が国に外国人留学生は16万人おり、その半分は中国人です。日本政府は彼らに毎月約14万5000円もの返還不要の奨学金を与えています。国立大学の学費は免除、私立大学の学費は政府が負担しています。加えて家賃の補助までしていますが、日本の大学生には1円の補助もありません。ここんなおかしさがまかり通るのも、日本政府が中国や韓国に度を越した配慮をするからです。当たり前ですが、日本の税金は日本人のために使われるべきです。（田母神俊雄氏）
中韓からの留学生は不当に優遇されている？ - 反「嫌韓」FAQ(仮)
はてそうなのかしら。とおもいながら上のホームページを読み進めていくと田母神さん意味不明なこと言っているんだなと一目瞭然かと…（ていうか田母神さんまだ居たんだ…東京生まれのたら子としては東京都知事選毎回落選してたイメージ…）
まあね、100歩譲ってこれを拡散したくなる気持ちもわからんでもない。本当に今の大学生ってそれぞれがそれぞれなりに辛い。学費も高いし教科書も高いし勉強もしたいけどバイトもしなきゃならないし、卒業しても奨学金という名の借金が何十年と待ってる。だから、誰かが優遇されてるなんて許せん！！って気持ちもわかる。
でもやっちゃならんことってある。やっぱりこれって全然許されることじゃない。そもそもが誤情報だし、苦しさをぶつけるところを根本的に間違っている。この奨学金のシステムや国が何も援助してくれないことに憤りを感じるんだったらそれは留学生ではなく、国に対してデモするやら批判文を書くやら何らかの方法で活動していけばいいわけであって。何なんでしょうね。日本の権力者には従順だけどそのぶん弱い者で鬱憤はらしちゃういじめっ子根性。嫌いです。
そういうことをしない為にも、情報を手に入れたときに自分が何処に居るのかを明確にする軸を育てなきゃいけないよねえ。その為には学ばないといけないし、人と出会ってちゃんと自分のなかに他者を想う目線があるかも絶えず考えないといけない。
そんなことを考えた休日でした。
追記
留学生なんかにお金使うなってしきりに繰り返してたけどよ〜じゃあ日本人も留学するのやめような〜一生鎖国な〜たら子との約束だぞッ♡って感じでした。そういう意味不明な政治家とあった時話しかけていいものか、悩むところです。
