今何してる?

たらこ三姉妹の交換日記です。

たら子・苦手なこと

 

がたくさんある。

ドライヤー、早起き、曇り、朝の大病院、交差点で人と人との間をすり抜けること、浅く眠ること、ATMで取り忘れを防止する警告音、ガヤガヤとした大学の食堂、ヘアオイルを塗った後の指、待つこと、並ぶこと、人に心配をかけてしまうようなことをすること......。

 

 人に心配してもらう時、なんともいたたまれないような申し訳ないような気持ちになるのはなぜだろう。「でもね、全然大丈夫なんだよ!」とすぐに撤回したくなってしまうのはなぜなんだろう。

 

 2021年、12月。突如として眠りが浅くなった私は最終的に明け方まで浅くしか眠れない日々が続き相当参っていた。本も読めない。授業を聞いて理論的に思考することもつらい。ついにきたか、と思った。

前々からずっと調子は悪かった。どんな風に?と言われるととても難しい。いうとすれば......いくら休んでもただひたすらに疲れていて全てが重い。それが不眠にまで達したのが2021年の12月だった。

 

病院のセンセーに言われたのはうつ病であるということ。やけに不安が強いタイプだということ。今通っているカウンセリングは今後も続けたほうがいいということ。投薬治療をして調子を見てみよう。ということ。

 

私を知っている人はそんなこと知らなかった。と思うかもしれない。

長らく(といってもこうやって振り返ってみると半年くらいだけど)このことを言葉にできなかった。これを目の前にした時、私の中には一文字の言葉も浮かばなかった。ほとんど、血縁者以外には誰にも言わずにここまできた。

 

治療を始めてよかったこと、体が重くないこと、突然悲しくなったりしないこと、ほとんどの場合よく眠れること、毎日の中に調子が悪い日やつらい日だけではなく調子がいい日も存在すること、一番辛かった時よりも遥かに毎日が楽しく楽なこと。

 

周りの知識ある大人は、これは突然治るものではなくゆっくりじわじわと時間をかけて少しずつ改善していくものだから焦らずね。という。しかし、例に漏れず焦る。早く全ての症状をなくしたくて焦る。なんてったってせっかちだから。

でも「治ること」は「前と同じに戻ること」ではないらしい。

新たな自分を模索する必要があるらしい。

ぐぬぬ

 

 

おまけ

たら子の好きなこと

やらなくちゃいけないことがあるのに寝る時間、美容院を予約する時、洋服、絵を描くこと、揺れるピアス、人とご飯を食べる時、手紙に貼る切手を選ぶ時、変な言い回し、新しい本のにおい、タンスにしまっておいた洋服のにおい、とか。