すごく時間が空いてしまいました。ごめんなさいいいいいいい。書きたいことがうかばなかったわけじゃないのでこれは本当にごめん。さあ書きます。もう時間も空いてしまったので今頃それについてかくの！？と言われるかもしれませんが、このことはネット上に残しておきたいなと思うので書きます。
5月11日、大阪で行われたフラワーデモ🌼に参加してきました。まずはフラワーデモとはなんなのか。
福岡地裁
女性が抵抗できなかった状況を認めながらも、男性が女性が合意していたと勘違いしていたとして無罪。サークルの飲み会で、男性はこの飲み会で安易に性的な行動に及ぶことができると考えており、女性から明確な拒絶の意思が示されていなかったと主張していた。
3.19 静岡地裁
強制性交致傷の罪に問われた男性が無罪女性は暴力を振るわれ反抗が困難だったと裁判所は認めた上で、女性が抵抗できなかった理由は精神的な理由とした。「被告からみて明らかにそれと分かる形での抵抗はなかった」として無罪。
3.26 名古屋地裁
娘が中学2年生のときから性虐待をしていた父親が無罪。裁判所は、娘への性虐待を認めながらも、罪に問われた２年前の事件について、自分から服を脱いだ、父親の車にのってホテルに行ったことを理由に、「抵抗しようと思えばできた」として無罪。
3.28 静岡地裁 当時１２歳の長女を2年にわたり週３の頻度で強姦していた罪で問われた父親に対し、家が狭いことを理由に少女の証言は信用できないとして無罪。家から押収された児童買春・児童ポルノ禁止法違反の罪で、罰金１０万円。
3.12 福岡地裁の判決を期に裁判官のジェンダー教育を訴える声に対し、弁護士を中心に冷笑する声があがる。性暴力に関する司法判決に対する疑問の声
を「冷静」に封じ込めようとする空気に対し、戸惑いと怒り、疑問の声が高まり、その声が声を呼ぶように私たちは4月11日東京で声をあげました。
4.11東京駅からまっすぐのびる行幸通りで花を持って集まろう。声をあげた性暴力被害者へ、声をあげられない被害者へ、そして私たちは性暴力を許さないという声を上げ続ける、そのために共にいる＃WithYou の思いを込めた花を、それぞれが身につけることだけを決めて集まりました。
(フラワーデモホームページより引用)
長いですが、一番わかりやすい文章だな。と思うので引用しました。
性虐待があった事実を認めているのにもかかわらず無罪。抵抗できなかった状態を認めながらも無罪。明らかにおかしいですね。有罪でしょう！と言いたくなるものばかり。でもこれ全部無罪なんです。裁判所は無罪だと判決を下ししたのです。
ショックでした。どんなに男女の格差があろうとも、その人の大切な持ち物である体を痛めつけたらちゃんと司法は裁いてくれると思っていたからです。でもそんなのは幻でした。何件もの事件で声が消されていったんですね。
今回ありがたいことにスピーチさせていただく機会を与えてもらいました。ドキドキしながら原稿を書いて大阪の会場へと向かったのです。わたしが今まで一番たくさん経験したデモは辺野古ゲート前の座り込み。フェンスの前を歩いたりもしたなあ。でもね、今回のフラワーデモはそれと比べたら全然違う初めてのデモの形でした。フラワーデモというくらいだからみんなお花を手にしたり、お花柄の服を着たり。
最初に運営の方が予定していたスピーカーの方がそれぞれの立場から今回の事件のこと、私たち女性のことを話しました。東京での開催に続いて、大阪での開催を主催した方も高校時代の経験をお話しされていてすでにここで泣きそうになっていた私。(というか会を通じてずっと泣きそうだった。)それから私も含め8人ほどがスピーチした後に、マイクは会場へ。たくさんの人が色々なことを話していた。このことを初めて話しますという方がたくさんいた。彼女たちが打ち明けたいと思える場所がここにあったこと、心の底から嬉しかった。
色々な人と出会った日だったなあ。名前も知らない人、実は共通点があった人、昔から死ぬほどファンな人。全ての出会いが嬉しかった。特に忘れられないのが、今回自分のスピーチの中で沖縄で起こった基地関連の強姦事件のことに触れて。そうしたら会が終わった後に私も沖縄から来たんですという人から何人も話しかけられた。一緒に頑張りましょうといってくれる人、泣き出してしまう人(彼女、めちゃくちゃに泣いていて思わずハグしてしまった。大丈夫だったかなあ、今でもたまに思い出します。)、ここで沖縄の話をしてくれてありがとうといってくれる人もいたなあ。原稿に入れるか迷ったけど、いれてよかったなあと心の底から思いました。
6月11日もまた福岡をメイン会場にフラワーデモを行うようです。今度は会場がたくさん増えてるみたい。ぜひフラワーデモのツイッター、ホームページ等々見てみてください。
追伸
そういえば会場にひとり、イ・ミンギョンさんの「私たちには言葉が必要だ」をデモの時にずっと掲げてらした方がいて。後から彼女のことを思い出して泣きそうになりました。私たちには言葉が必要だ。本当にそうだなあ、
