今何してる?

たらこ三姉妹の交換日記です。

おひさのたらよ🍁

しかし

一昨日はひどい目に遭った。

朝食後に試食した半生のネズミ茸で

昼過ぎから吐き気、

寝込むと実際にもどした。

トイレに間に合ってよかった。

本当によかった。

アルコールを摂取し過ぎていても

歯を磨いてコンタクトも洗って布団を敷いているこの体。

またしてもトイレまでの10メートルの間

コントロールしてくれたことに深く感謝。

 

で、スッキリするかと思いきや、

そのあと寝ても腹のむかむかはおさまらず、

翌朝になるとフラフラしてきた。

久しぶりに体温計をさすと37.3。

いや、もっとあるでしょ

別の体温計を、同じ左脇にさす。

ピピピ

37.4。

悔しい。

30分後には仕事が始まるのに

貧血みたいなフラフラが治らない。

 

なんとかその後2時間の仕事を終えて、

また布団に戻った。

今日はもう仕事がない。

そう、

毒に当たったおかげで(と言えるくらいには回復していた)

ここからは天国だった。

何を読もう。

なんだかんだ私は寝込んだ時に一番本を読む。

誰にも邪魔されず

三度の食事のことを気にせず

一日中でも布団の中にいて良い自由。

カーテンを少し開けて木漏れ日で頁をめくる。

 

スティル・ライフ』を数日前に読んでから、

海外の名作に触れたい欲求が出てきた。

『異邦人』、

ちょっと休憩で

『未来のだるまちゃんへ』、

それから

『変身』。

そのあと日付が変わる前に

日本の作家の短編小説を読んだのだが

今までは感じたことのなかった生ぬるさを感じた。

なんだろう。

 

スティル・ライフ』(は邦人作家だが)も『異邦人』も『変身』も

正直言ってよくわからない話だった。

よくわからないのはメッセージ性だ。

読み終わったあとにポツンと一人になる。

なんだったんだこれは。

何が伝えたかったのだろう。

何を表現しているんだろう。

これが名作というものなのか。

自分が思い描いていた「名作の感動!」

がなく、些か不満が残る。

 

けれど、日付が変わる前に読んだような

自分好みだったタイプの小説を読むと

視点は大きく変わってしまっていることに気がついた。

 

わかりきらないから面白いのか。

『異邦人』の彼はなぜ一発撃ったあと、少し置いて四発を放ったのか。

裁判の傍聴席にいた新聞記者は誰だったのか。

『変身』で描かれる虫とは何のことなのか。

 

積読がいよいよ溜まって本棚の定員は埋まりそうなのに

また別の小説を探そうとしている。