今何してる?

たらこ三姉妹の交換日記です。

19歳になってみても、誰とどこで出会うかわからない。 たら子

さあ、ブログを書こうと思ったら通知が来ていて、まさか…と思いながら開いたら嬉しくて泣きそうなたらこです。そう私は今日(5月1日)19歳になりました。19年って…あと一年で20歳。びっくりですね。気づかなかったよ。最近はよく学び、よく食べる人間となりました。本もたくさん読みます。

なんと面白いことに、去年の今頃に開設した私のTwitterフェミニズムアカウントでの知り合いが同じ寮に住んでいて話が盛り上がりすぎたり(これは運命の出会いすぎるのでは…違う国の二人が簡単に繋がるインターネット…夢の世界…)している中で私のフェミニズムもっと学びたい心がもくもくと育っています。

では、まず前の前のポストで「伝統」の話をしてくれてるのでそれについて。

私この『伝統』という言葉にフェミニズム関係なく昔から疑問を感じます。時代は流れていくものだから。だって大げさにいったら

いいものは残り、時代に合わないものは廃れていったのがこの世界です。もちろん廃れてしまったものの中にもいいものはあるだろうし、それを大切にしていくことは間違いではないです。でも、その流れを私たちの時代で止めていいのでしょうか。『それ』が時代や環境に合わせて変化した過程も含めて文化だち私は思います。それを認めないからこそ、いいものたちが廃れていくのです。(例えば着物だって既存の着方しか認めないのではなく様々なアレンジを認めていくべきだと思ったりします。)

それに当てはめて『相撲の女人禁制は伝統だから』と言う話をしたいです。端的に言います。

人がいやな気持ちになる伝統って必要ですか?

伝統だったら何をやってもいいんでしょうか。それだったら奴隷制度だって、肌の色による差別だって伝統だから残していこうぜ!!って言う考え方もOKな訳ですね。でも、人類はそうじゃない道を選んできたはずです。差別に対しておかしいと声をあげる人がいて、そしてそれを改善してきた(しようと努力してきた)歴史があるはずです。おかしい!と声が上がった時に『伝統だから女性は〇〇ができない』と言う返しをするのはとても短絡的で、思考停止しているし、今まで自分の権利を守るために戦ってきた人たちの歴史を否定しています。(しかも血が汚れていると言う発想が謎。生理の時血を垂れ流しているわけでもなしに。)女性で相撲したい人がいればやらせればいいんです。しかも今回は誰かが悲しんだり辛い思いをしたりする伝統なんて糞食らえと思います。

と、まあそんなことを考えていました。

て言うかね今日、ほんとはこの本をお勧めしようと思っていました。(ついに買った)(感動)

 

私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

  • 作者: イ・ミンギョン,すんみ,小山内園子
  • 出版社/メーカー: タバブックス
  • 発売日: 2018/12/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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 この本まだ途中までしか読んでいないので、全体に関してコメントするのは次のポストでにしたいのですがとりあえずとてもいいです!イ・ミンギョンさんと言う、言語学を学んできた方が書いた私の中では全く新しいフェミニズムの本です。

私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない | タバブックス

出版社のホームページからあらすじを引用します。

 
いまから学んでも遅くはない。
一日でも早く、あなたと、新しいことばで、話がしたい
イ・ラン(ミュージシャン、映像作家)
あなたには、自分を守る義務がある。自分を守ることは、口をひらき、声を上げることからはじまる-

2016年にソウル・江南駅で起きた女性刺殺事件をきっかけに、韓国社会で可視化され始めた女性嫌悪、性差別の問題。本書は差別問題を語る時、女性にこれ以上の苦痛や我慢を強いることを防ぐべく企画された日常会話のマニュアル書です。
著者は外国語大学で通訳・翻訳を学ぶ、韓国のフェミニスト江南駅殺人事件を風化させないために9日間で書き上げ、SNSで仲間を集い、出版社を立ち上げて本書を発行、韓国フェミニズムムーブメントの勢いを表す話題の本です。日本でもジェンダー関連のニュースが絶えないなか、フェミニズムテーマの小説、翻訳書の刊行が続いており、これまでになく女性問題への関心が高まっている今、お隣の国、韓国の状況にもぜひご注目ください。

 

 江南駅で起こった女性殺人事件、ご存知でしょうか。2016年、韓国の江南駅(カンナム駅。聞いたことある方もいるかも)にある雑居ビルの男女共用トイレである女性が刺殺された事件です。犯人は被害者女性がトイレを使用する前から、刺殺する相手を物色していました。不思議なのは被害者の前に6人もの男性がトイレを使用しているのに、殺されたのは女性である彼女だけだったと言うことです。そして、取り調べの中で犯人が日常的に『女は全員俺を無視している』などの発言をくりかえしていたことがわかってきます。男性は殺されなかった、彼女は女だから殺されたんだ。そんな思いが韓国の女性たちの中で広がった事件だったそうです。その後イ・ミンギョンさんは9日でこの本をかきあげ、クラウドファンディングによって資金を集め出版されたそうです。

最後まで読んだら書評みたいなの書きたいと思います。興味を持った方ぜひ。